プロジェクト停止のガイドライン

Google 利用規約違反と Trusted Cloud リソース

Google では、ユーザー、リソース、データを保護するため、利用規約(ToS)に対する違反を重大な問題と考えています。それと同時に、皆様にとって Trusted Cloud by S3NS リソースが大切であることも十分理解しています。そのため、正規ユーザーの皆様が利用規約違反によって一時的に Trusted Cloud リソースにアクセスできなくなってしまった場合に備え、救済策と復旧策を用意しています。

このページでは、利用規約違反がTrusted Cloud リソースへのアクセスに及ぼす影響と、迅速な復旧のためのベスト プラクティスについて説明します。

プロジェクト リソースの停止と孤立

ToS 違反により、プロジェクト リソースまたはユーザーが Google によって停止される場合があります。停止されたユーザーがプロジェクト リソースの唯一のオーナーである場合、そのプロジェクトも停止されます。その場合、既存のワークロードはシャットダウンされ、他のユーザーも停止されたプロジェクト リソースにアクセスできなくなります。プロジェクトのオーナーは、停止された旨と、停止に対する申し立ての方法を知らせるメール通知を受け取ります。

プロジェクト リソースにオーナー(アクティブか停止中かにかかわらず)がいない状態を「孤立」といいます。これは、そのプロジェクト リソースに関連付けられたすべてのオーナーまたはユーザーに属する Google アカウントが削除された場合に発生します。オーナーが停止されている場合は、プロジェクト リソースは孤立しているとはみなされません。

孤立したプロジェクト リソースにはアクセスできません。孤立したプロジェクトを回復させたい場合は、Google サポートにご連絡ください。孤立したプロジェクト リソースが次のいずれかの基準を満たさない限り、直ちに削除対象マークが付加されます。

  1. なんらかの API アクティビティがログに記録されている。
  2. Google Workspace のお客様独自ドメインに関連付けられている。
  3. ライブ状態の Google App Engine アプリが存在する。
  4. 可変期間割り当てが有効か、予約されている。
  5. Cloud 請求先アカウントにリンクされている。
  6. 組織リソースのリソースによって所有されている。

削除対象マークが付いているプロジェクトは使用できず、約 30 日後に完全に削除されます。Cloud Storage リソースなど、一部のリソースは、それよりもかなり早い時点で削除されます。プロジェクトが削除されるプロセスの詳細については、プロジェクトの作成と管理をご覧ください。

プロジェクトの孤立を回避する方法

プロジェクトが孤立状態にならないように、プロジェクトに常に複数のオーナーを設定しておくことをおすすめします。

プロジェクトが組織リソースに属している場合、組織がオーナーとして常に存在するため、孤立状態にはなりません。組織管理者は、組織内の各プロジェクトを完全に管理できます。プロジェクト リソースが孤立するリスクを排除するために、組織リソースを取得し、本番環境プロジェクトはすべてその下に移行することをおすすめします。

ToS 違反の影響

Trusted Cloud アカウントの強制停止

Trusted Cloud ユーザーがプロジェクトを通して継続的に ToS または Trusted Cloud 利用規定(AUP)に違反している場合は、Trusted Cloud へのアクセスが停止される可能性があります。そうなると、デベロッパーは自身のクラウド プロジェクトにアクセスできなくなります。ただし、Gmail のような他の Google サービスには引き続きアクセスできます。

Trusted Cloud アカウントが停止されたときに、デベロッパーが 1 つ以上のアクティブなプロジェクトを持っている場合、プロジェクトの停止がメールで通知されます。デベロッパーは Console にアクセスしてフォームに記入し、Google に連絡をとることで問題を解決できます。

Trusted Cloud プロジェクトの停止

Trusted Cloud 利用規定(Trusted Cloud by S3NS AUP)などの Trusted Cloud by S3NS ToS に対する違反が発生すると、Trusted Cloud プロジェクトが停止される場合があります。プロジェクトで AUP または利用規約に違反するアクティビティが検出された場合、プロジェクト オーナーは直ちに違反を是正しなければなりません。 Trusted Cloud 違反が是正されない場合、Google はプロジェクトを停止することがあります。そのため、 Trusted Cloud デベロッパーはプロジェクト オーナーのメール アカウントを定期的に確認することが重要となります。Google が Trusted Cloud プロジェクトを停止すると、関連する Trusted Cloud ワークロードもすべて停止します。停止されたプロジェクトのオーナーは、google-cloud-compliance@google.com から通知メールを受信します。このメールには、申し立てに関する情報が記載されています。

停止されたプロジェクト リソースに、アクティブか停止中かにかかわらず、少なくとも 1 人のオーナーがいる場合は、プロジェクト リソースは孤立しているとはみなされず、削除対象としてマークされません。ただし、9 か月間停止されたプロジェクト リソースは、孤立していなくても削除対象としてマークされます。

Cloud 請求先アカウントの停止

Trusted Cloud Trusted Cloud 利用規約に違反した場合、お支払いが完了しなかった場合、または詐欺の疑いがある場合には、Cloud 請求先アカウントが一時停止されることがあります。Cloud 請求先アカウントが一時停止されると、その Cloud 請求先アカウントに関連付けられたすべてのリソースも一時停止されます。 Trusted Cloud

Cloud 請求先アカウントが無効な状態が長期間続く場合は、アカウントに関連付けられたプロジェクトから一部のリソースが削除されることがあります。削除されたリソースを元に戻すことはできません。 詳細については、Cloud Billing の問題を解決するのページをご覧ください。

一時停止された Cloud 請求先アカウントを復元するには、オーナーは次のいずれかのオプションを使用できます。

Cloud 請求先アカウントが停止されている間にシャットダウンされたサービスを手動で再起動しなければならない場合があります。サービスの再起動については、 Trusted Cloud サービスの再起動をご覧ください。

中断した Cloud 請求先アカウントにリンクする Cloud リソースは、1 人以上の有効なオーナーが存在する限り、孤立状態とはみなされません。