保存データの保護

このドキュメントでは、Cloud Monitoring での保存データの暗号化ポリシーと、機密性の高い顧客データが保護されていることを確認するために講じる手順について説明します。

このドキュメントは、データ セキュリティ要件を遵守する必要があるお客様を対象としています。

保存データの暗号化

Cloud Monitoring 内の保存データはすべて、Google Cloud-powered encryption keysを使用して暗号化されます。 Cloud Monitoring では、保存データの保護に顧客管理の暗号鍵(CMEK)を使用することはできません。デフォルトでは、Monitoring は機密データを保存しません。これは、個人情報(PII)やその他の機密性の高い顧客コンテンツに使用するものではありません。

ただし、Monitoring には機密性の高い顧客データが誤って挿入される恐れのある場所があります。Cloud Monitoring によって、メタデータとリソースラベルが保存されるため、Google Kubernetes Engine のカスタム リソース定義(CRD)を使用して、リソースのラベル付け、インスタンスへのアノテーションの追加、カスタム リソースの保存など、構成に名前を付けたり、メタデータ アクションを実行するときに、顧客データが Monitoring に送信される可能性があります。