Trusted Cloud では Go、Java、C++ などの多くの言語でさまざまなクライアント ライブラリが提供されており、それらを使うことでサービスをプログラマティックに操作できます。これらのライブラリには、Google が推奨する Cloud クライアント ライブラリと、以前の Google API クライアント ライブラリが含まれます。クライアント ライブラリについてや、Trusted Cloudでのサービスへのアクセスについて詳しくは、クライアント ライブラリの説明をご覧ください。
このドキュメントでは、 Trusted Cloudでこれらのライブラリを使用するために必要な具体的な手順と、Google Cloud で使用する際の主な違いについて説明します。
始める前に
Trusted Cloudでクライアント ライブラリを使う際は、ユニバースを指定する必要があります。クライアント ライブラリを使用する(それらを使ったコードサンプルの実行も含む)前に、環境変数 GOOGLE_CLOUD_UNIVERSE_DOMAIN
を s3nsapis.fr
に設定します。
export GOOGLE_CLOUD_UNIVERSE_DOMAIN=s3nsapis.fr
独自のコードでターゲット ユニバースを指定することもできます。そのための構文は言語によって異なります。
Google Cloud との違い
Trusted Cloud と Google Cloud でクライアント ライブラリを使用する際の主な違いは次のとおりです。
デフォルトの API サービス名は、Google Cloud と同じです(
bigquery.googleapis.com
など)。これらのサービス名は、API を有効または無効にするときなどに表示されます。ただし、サービス エンドポイントの FQDN は、Trusted Cloudのホスト名によって異なります。たとえば、bigquery.googleapis.com
はbigquery.s3nsapis.fr
になります。Trusted Cloudでクライアント ライブラリを使用する際は、前述の始める前にで説明されているとおり、ユニバースを指定する必要があります。
プロジェクト ID を指定する際、Trusted Cloud のすべてのプロジェクトにユニバース接頭辞
s3ns:
が付きます(例:s3ns:example-project
)。Google Cloud のすべての機能やサービスが Trusted Cloudで利用できるわけではないため、一部のクライアント ライブラリや REST 呼び出しはTrusted Cloudで機能しない可能性があります。利用できないプロダクトやサービスにコードがリクエストを行うと、そのリクエストは失敗します。
クライアント ライブラリのインストール
Cloud クライアント ライブラリは、Go、Java、Node.js、Python、Ruby、PHP、C#、C++ で使用できます。それぞれのライブラリに GitHub リポジトリがあり、そのライブラリのインストールまたは実装手順と、使い始めるためのサンプルが紹介されています。希望するライブラリをインストールして使用を開始するには、言語別の Cloud クライアント ライブラリをご覧ください。
クライアント ライブラリを認証して使用する
ローカルの開発環境または本番環境でクライアント ライブラリの使用を開始するために、アプリケーションのデフォルト認証情報を使用して認証し、クライアント接続を作成する方法を学習します。