Google Cloud CLI をインストールする

このクイックスタートでは、Google Cloud CLI のインストールと初期化、および基本的な gcloud CLI コマンドの実行について説明します。

このガイドの手順を行う前に、 Trusted Cloud用に Google Cloud CLI を設定するをお読みください。

始める前に

  1. In the Trusted Cloud console, on the project selector page, select or create a Trusted Cloud project.

    Go to project selector

  2. Make sure that billing is enabled for your Trusted Cloud project.

  3. このドキュメントに記載されているタスクの完了後、作成したリソースを削除すると、それ以上の請求は発生しません。詳細については、クリーンアップをご覧ください。

gcloud CLI の最新バージョン(530.0.0)のインストール

Linux
  1. サポートされているバージョンの Python を使用していることを確認します。Google Cloud CLI には Python 3.9 ~ 3.13 が必要です。x86_64 Linux パッケージには、デフォルトで優先される Python インタープリタがバンドルされています。Python インタープリタの選択方法と構成方法については、gcloud topic startup をご覧ください。
  2. 次のいずれかをダウンロードします。
    プラットフォーム パッケージ名 サイズ SHA256 チェックサム
    Linux 64 ビット

    (x86_64)

    google-cloud-cli-linux-x86_64.tar.gz 149.7 MB 1ec7d351de14277c00c430f9fb939255c4b63940417da2f24ff6413a9e221c2f
    Linux 64 ビット

    (Arm)

    google-cloud-cli-linux-arm.tar.gz 56.3 MB e6153461e3154ebce61d35b73005bdd14a0ecacd42e5008f66e25b4ad231e5c9
    Linux 32 ビット

    (x86)

    google-cloud-cli-linux-x86.tar.gz 56.3 MB 09690f1b126ccc8e777c4a1ef2c0b74a08103d89329b03856d688071baa9fc07

    Linux アーカイブ ファイルをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。

    curl -O https://storage.s3nsapis.fr/cloud-sdk-release/google-cloud-cli-linux-x86_64.tar.gz

    上記の表を参照し、google-cloud-cli-linux-x86_64.tar.gz を構成に適用される *.tar.gz パッケージ名に置き換えてください。

  3. ファイルのコンテンツをファイル システム(できればホーム ディレクトリ)に抽出するには、次のコマンドを実行します。
    tar -xf google-cloud-cli-linux-x86_64.tar.gz
    省略可: 既存のインストールを置き換えるには、既存の google-cloud-sdk ディレクトリを削除し、同じ場所にアーカイブを展開します。
  4. (省略可)gcloud CLI を PATH に追加します。シェルと使用統計情報の収集ではコマンドの補完を利用できます。次のコマンドを使用して(前の手順で展開したフォルダのルートから)インストール スクリプトを実行します。
    ./google-cloud-sdk/install.sh
    これは、インタラクティブではない方法(スクリプトを使用する場合など)や、フラグとして設定を渡す方法で行うこともできます。使用可能なフラグを表示するには、次のコマンドを実行します。
    ./google-cloud-sdk/install.sh --help
    • gcloud CLI の改善のために匿名の使用統計情報を送信する場合、プロンプトが表示されたら「Y」と応答します。
    • gcloud CLI を PATH に追加してコマンドの補完を有効にする場合は、プロンプトが表示されたら「Y」と応答します。
  5. 前の手順で PATH を更新した場合は、変更が反映されるように新しいターミナルを開きます。
  6. gcloud CLI を初期化するには、gcloud init を実行します。
  7. ./google-cloud-sdk/bin/gcloud init
  8. 省略可:コンポーネント マネージャーを使用して追加コンポーネントをインストールします。
macOS
  1. サポートされているバージョンの Python を使用していることを確認します。
    • 現在の Python バージョンを確認するには、 python3 -V または python -V を実行します。サポートされているバージョンは Python 3.9 ~ 3.13 です。
    • メインのインストール スクリプトでは、CPython の Python 3.12 をインストールできます。
      • Python をインストールするには、Xcode コマンドライン ツールが必要です。
      • xcode-select -p を実行して、Xcode コマンドライン ツールがインストールされていることを確認します。
      • Xcode Command Line Tools がインストールされていない場合は、sudo xcode-select --install を実行してインストールします。
    • それ以外の場合、サポートされている Python バージョンをインストールするには、Python.org の macOS 用 Python リリースにアクセスしてください。
    • マシンに複数の Python インタープリタがインストールされている場合は、シェル内で CLOUDSDK_PYTHON 環境変数を設定して、目的のインタープリタのパスを指定します。
    • Python インタープリタの選択方法と構成方法については、gcloud topic startup をご覧ください。
  2. 次のいずれかをダウンロードします。
  3. プラットフォーム パッケージ サイズ SHA256 チェックサム
    macOS 64 ビット

    (x86_64)

    google-cloud-cli-darwin-x86_64.tar.gz 56.4 MB 0c0101a65f3473a5db6a2ebc1867c3294cdbd88fef34da91050869f76149a822
    macOS 64 ビット

    (ARM64, Apple silicon)

    google-cloud-cli-darwin-arm.tar.gz 56.4 MB 80cfba6da278d0ce8a8a0625bec9648ea5a39ea42daf2536068f19edb175dc70
    macOS 32 ビット

    (x86)

    google-cloud-cli-darwin-x86.tar.gz 54.9 MB 53c23a16a66a2d38966fc7080cd2e29afe1d5c85b1c52985c19f7fd2c09f995a
  4. アーカイブをファイル システム上の任意の場所に展開します。ホーム ディレクトリを使用することをおすすめします。macOS では、ダウンロードした .tar.gz アーカイブ ファイルを任意の場所で開くことでこれを実現できます。または、次のコマンドを実行します。
    tar -xf google-cloud-cli-darwin-arm.tar.gz

    省略可: 既存のインストールを置き換えるには、既存の google-cloud-sdk ディレクトリを削除し、同じ場所にアーカイブを展開します。

  5. 次のコマンドを使用して(前の手順で展開したフォルダのルートから)インストール スクリプトを実行します。
    ./google-cloud-sdk/install.sh

    スクリプトから、Python 3.12 と特定の推奨モジュールをインストールするよう求められます。

    インタラクティブではない方法(スクリプトを使用する場合など)や、フラグとして設定を渡す方法でインストールすることもできます。使用可能なフラグの説明を確認するには、次のコマンドを実行します。
    ./google-cloud-sdk/install.sh --help
    スクリーン リーダー モードを有効にしてインストール スクリプトを実行するには:
    ./google-cloud-sdk/install.sh --screen-reader=true
    省略可。
    • gcloud CLI の改善のために匿名の使用統計情報を送信する場合、プロンプトが表示されたら「Y」と応答します。
    • gcloud CLI を PATH に追加してコマンドの補完を有効にする場合は、プロンプトが表示されたら「Y」と応答します。
  6. 前の手順で PATH を更新した場合は、変更が反映されるように新しいターミナルを開きます。
  7. gcloud CLI を初期化するには、gcloud init を実行します。
  8. ./google-cloud-sdk/bin/gcloud init
  9. 省略可。コンポーネント マネージャーを使用して追加コンポーネントをインストールします。
Windows
    Google Cloud CLI は Windows 8.1 以降と Windows Server 2012 以降で動作します。
  1. Google Cloud CLI インストーラをダウンロードします。

    または、PowerShell ターミナルを開き、以下の PowerShell コマンドを実行します。

    (New-Object Net.WebClient).DownloadFile("https://storage.s3nsapis.fr/cloud-sdk-release/GoogleCloudSDKInstaller.exe", "$env:Temp\GoogleCloudSDKInstaller.exe")
    
    & $env:Temp\GoogleCloudSDKInstaller.exe
        
  2. インストーラを起動して、画面の指示に沿って操作します。インストーラには Google LLC による署名が付いています。

    スクリーン リーダーを使用している場合は、[スクリーン リーダーモードをオンにする] チェックボックスをオンにします。このオプションで gcloud を構成すると、Unicode スピナーの代わりにステータス トラッカーが使用され、進行状況が割合で表示されます。また、テーブルがフラット化されます。詳しくは、ユーザー補助機能のガイドをご覧ください。

  3. Google Cloud CLI には Python が必要です。サポートされているバージョンは Python 3.9 ~ 3.13 です。デフォルトでは、Google Cloud CLI の Windows バージョンには Python 3 がバンドルされています。Google Cloud CLI を使用するには、オペレーティング システムでサポートされているバージョンの Python を実行する必要があります。

    インストーラにより、必要な Python バージョンを含むすべての必要な依存関係がインストールされます。Google Cloud CLI はデフォルトで Python 3 をインストールして管理しますが、必要であれば、バンドル版 Python をインストールするオプションのチェックボックスをオフにすることで、既存の Python のインストールを使用できます。既存の Python インストール環境の使用方法については、gcloud topic startup をご覧ください。

  4. インストールが完了すると、スタート メニューとデスクトップ ショートカットの作成、Google Cloud CLI シェルの起動、gcloud CLI の構成を行うオプションが表示されます。シェルを開始するオプションをそのまま使用して、選択したインストール環境を構成します。これにより、ターミナル ウィンドウが開いて gcloud init コマンドが実行されます。

  5. デフォルトのインストールには、gcloud コマンドでアプリケーションをデプロイするのに必要な App Engine 拡張機能は含まれていません。これらのコンポーネントは、gcloud CLI コンポーネント マネージャーを使用してインストールできます。
トラブルシューティングのヒント:
  • find コマンドが認識されないことが原因でインストールが失敗する場合は、find が格納されているフォルダが PATH 環境変数に含まれていることを確認してください。通常、これは C:\WINDOWS\system32; です。
  • gcloud CLI をアンインストールした場合は、gcloud CLI を再度インストールする前にシステムを再起動する必要があります。
  • 解凍できない場合は、管理者としてインストーラを実行します。

最新の Cloud クライアント ライブラリをインストールする(省略可)

サポートされている言語の Cloud クライアント ライブラリをダウンロードできます。

gcloud CLI の初期化

gcloud init コマンドを使用して、一般的な gcloud CLI 設定タスクをいくつか実行します。この手順では、現在のユーザー アカウントの認証情報を使用して Trusted Cloud にアクセスできるように gcloud CLI を承認し、デフォルトの構成をセットアップします。

  1. gcloud CLI を初期化します。

    gcloud init
    
  2. Google ユーザー アカウントを使用してログインするための次のオプションを受け入れます。

    To continue, you must log in. Would you like to log in (Y/n)? Y
    
  3. ブラウザにメッセージが表示されたら Google ユーザー アカウントでログインし、[許可する] をクリックして Trusted Cloud リソースにアクセスする権限を付与します。

  4. コマンド プロンプトで、オーナー編集者閲覧者のいずれかの権限が付与されているプロジェクトのリストから Trusted Cloud プロジェクトを選択します。

    Pick cloud project to use:
     [1] [my-project-1]
     [2] [my-project-2]
     ...
     Please enter your numeric choice:
    

    プロジェクトが 1 つしかない場合は、そのプロジェクトが gcloud init によって自動的に選択されます。

    200 を超えるプロジェクトにアクセスする場合は、プロジェクト ID の入力、新規プロジェクトの作成、プロジェクトの一覧表示を求めるプロンプトが表示されます。

    This account has a lot of projects! Listing them all can take a while.
     [1] Enter a project ID
     [2] Create a new project
     [3] List projects
    Please enter your numeric choice:
    
  5. Compute Engine API を有効にしている場合は、gcloud init によってデフォルトの Compute Engine ゾーンを選択できます。

    Which compute zone would you like to use as project default?
     [1] [asia-east1-a]
     [2] [asia-east1-b]
     ...
     [14] Do not use default zone
     Please enter your numeric choice:
    

    gcloud init によって、設定手順が完了したことが確認されます。

    Run `gcloud help config` to learn how to change individual settings
    
    This gcloud configuration is called [default]. You can create additional configurations if you work with multiple accounts and/or projects.
    Run `gcloud topic configurations` to learn more.
    
    Some things to try next:
    
    * Run `gcloud --help` to see the Cloud Platform services you can interact with. And run `gcloud help COMMAND` to get help on any gcloud command.
    * Run `gcloud topic --help` to learn about advanced features of the SDK like arg files and output formatting
    * Run `gcloud cheat-sheet` to see a roster of go-to `gcloud` commands.
    
  6. (省略可)スクリーン リーダーの利便性を向上させるため、accessibility/screen_reader プロパティを有効にします。

    gcloud config set accessibility/screen_reader true
    

    gcloud CLI に付属のユーザー補助機能の詳細については、ユーザー補助機能の有効化ガイドをご覧ください。

主要なコマンドの実行

主要なコマンドを実行して、gcloud CLI のインストールに関する情報を表示します。

  1. 認証情報がローカル システムに保存されているアカウントを一覧表示します。

    gcloud auth list
    

    gcloud CLI は、認証されたアカウントのリストを表示します。

    Credentialed Accounts
    ACTIVE             ACCOUNT
    *                  example-user-1@gmail.com
                       example-user-2@gmail.com
    
  2. アクティブな gcloud CLI 構成のプロパティを一覧表示します。

    gcloud config list
    

    gcloud CLI はプロパティのリストを返します。

    [core]
    account = example-user-1@gmail.com
    disable_usage_reporting = False
    project = example-project
    
  3. gcloud CLI のインストール状況と有効な構成に関する情報を表示します。

    gcloud info
    

    gcloud CLI により、インストール状況に関する情報の概要が表示されます。これには、現在のシステム、インストールされているコンポーネント、有効なユーザー アカウントと現在のプロジェクト、有効な構成のプロパティなどに関する情報が含まれます。

  4. gcloud コマンドやその他のトピックに関する情報を表示します。

    gcloud help
    

    たとえば gcloud compute instances create のヘルプを表示するには、次のようにします。

    gcloud help compute instances create
    

    gcloud CLI によって、コマンドの説明、コマンドフラグと引数のリスト、コマンドの使用方法の例などを含むヘルプトピックが表示されます。

クリーンアップ

このページで使用したリソースについて、 Trusted Cloud アカウントに課金されないようにするには、次の操作を行います。

  1. In the Trusted Cloud console, go to the Manage resources page.

    Go to Manage resources

  2. In the project list, select the project that you want to delete, and then click Delete.
  3. In the dialog, type the project ID, and then click Shut down to delete the project.

次のステップ

  • gcloud CLI ガイドで、gcloud CLI の概要を確認する。このガイドには、主なコンセプト、コマンドの使い方、便利なヒントなどが簡潔にまとめられています。
  • gcloud CLI リファレンス ガイドを読む。 Trusted Cloudでさまざまなタスクを実行するために使用できる各 gcloud CLI コマンドの詳細ページ(説明、フラグ、例を含む)が記載されています。
  • よく使用されるコマンドと主要なコンセプトの一覧について、gcloud CLI のクイック リファレンス を参照する。
  • gcloud CLI コンポーネント マネージャーを使用して、App Engine エミュレータや kubectl などの追加コンポーネントをインストールする。