BigQuery は、ペタバイト規模のデータに対するスケーラブルな分析を実現するフルマネージドのサーバーレス データ ウェアハウスです。BigQuery には、組み込みの ML、地理空間分析、ビジネス インテリジェンスなどの機能が用意されています。このページでは、 Cloud de Confiance と Google Cloud バージョンの BigQuery の違いについて説明します。
BigQuery の詳細については、BigQuery の概要と BigQuery のドキュメントをご覧ください。
主な違い
BigQuery の Cloud de Confiance バージョンと Google Cloud バージョンにはいくつかの違いがあります。主な違いは次のとおりです。
- データソースへの外部接続の多くが利用できません。これには、BigQuery Data Transfer Service や BigQuery Migration Service などのサービス、BigQuery Sharing(旧称 Analytics Hub)、BigQuery Connection API と BigQuery Omni(AWS と Azure の接続)、BigLake API が含まれます。
- 一部の高度なクエリ機能は使用できません。これには、保存済みクエリとノートブック、Gemini in BigQuery の機能、BigQuery ML 外部モデルが含まれます。
相違点の詳細な一覧については、このセクションの残りの部分をご覧ください。Google Cloud をすでによくご存じの場合は、特に Cloud de Confianceで動作するアプリケーションを設計する前に、これらの違いをよくご確認ください。また、 Cloud de Confiance と Google Cloud の一般的な違いを確認することもおすすめします。
Cloud de Confianceで現在利用できない特定の BigQuery 機能を使用する場合は、Cloud de Confiance サポートにお問い合わせください。 Cloud de Confianceで新機能がリリースされたときに通知を受け取るには、リリースノートをご購読ください。
API とサービスの利用について
次の BigQuery API とサービスは Cloud de Confiance by S3NSでは利用できません。
- BigQuery Data Transfer Service API
- Dataform API
- 移行 API
- Analytics Hub API
リージョンとゾーン
リージョンとゾーン | Trusted Cloud については、リージョンは 1 つのみですが、複数のゾーンがあります。マルチリージョン機能とクロスリージョン フェイルオーバーはサポートされせん。 |
クロスリージョンのレプリケーションとフェイルオーバー | クロスリージョンのレプリケーションとフェイルオーバーは、Trusted Cloud では利用できません。 |
費用管理
費用削減機能 | 確約利用割引(CUD)は Cloud de Confianceでは利用できません。 |
セキュリティとアクセス制御
データ マスキング | データ マスキングは利用できません。 |
列レベルのアクセス制御 | 列レベルのアクセス制御は利用できません。 |
顧客管理の暗号鍵 | 顧客管理の暗号鍵(CMEK)のプロビジョニングを行う場合は、手動プロビジョニングが必要です。 |
統合
Cloud Asset Inventory | Cloud Asset Inventory は利用できません。 |
ワークフローとツール
クライアント ライブラリ | ほとんどのクライアント ライブラリは、サポートされている API では利用できます。 |
Terraform のサポート | Terraform のサポートは利用できません。 |
BigQuery ML | BigQuery ML は内部モデルのみをサポートしています。 |
Gemini in BigQuery | Gemini in BigQuery は利用できません。 |
関連ガイド
以下の情報は、 Cloud de Confiance by S3NSでの BigQuery の使用方法と設計方法にも影響する可能性があります。これらのガイドには、ドキュメント、セキュリティとアクセス制御、課金、ツール、サービスの使用状況など、 Cloud de Confianceでの作業に関する一般的情報が記載されています。
Cloud de Confiance の他のサービスと機能、および Google Cloud の同等のサービスと機能との違いについては、プロダクト リストをご覧ください。